クフ王の大ピラミッドに残る謎、建て方と目的と未知の空間

宇宙・物理

YouTubeチャンネル「たっくーTVれいでぃお」の動画で、エジプトのギザにあるクフ王の大ピラミッドを中心に、ピラミッドにまつわる未解明の謎が語られています。この記事では、動画で語られた見方を中心に、確かめられている事実をところどころに添えながら紹介していきます。

ピラミッドにまつわる未解明の謎について語る動画のサムネイル

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約4,500年前に建てられた巨大な建物

動画は、ギザに並ぶクフ王、カフラー王、メンカウラ王の3つのピラミッドが、今から約4,500年前、エジプトの古王国時代に建てられたという話から始まります。中でもクフ王の大ピラミッドは、完成した時の高さが約146mで、今のビルなら30〜40階建てほどにあたり、1つ2.5〜7トンもある石が、およそ230万個も積み上げられていると紹介されています。

大きさだけでなく、精度の高さにも触れています。底辺は一辺約230mの正方形で、4つの面がほぼ正確に東西南北を向き、四隅の角度や水平にも、ほとんどくるいがないという話です。日本の建設会社、大林組の試算も取り上げられていて、今の重機を使っても総工費は約1,250億円、工期は約5年かかり、当時と同じように人の力で建てようとすると、費用は約4兆円にもなると紹介されています。

確認できていること:エジプト観光・考古省によると、大ピラミッドはクフ王(紀元前2589〜2566年ごろ)の墓で、考古学者グレン・ダッシュ氏の研究を伝えたArchaeology誌によると、東西南北に対して15分の1度以内の精度で向きがそろえられているとされています。大林組の「季刊大林」No.1(1978年)によると、約4兆円は、20万人が30年間働いたとして、1人の月給を平均6万円で計算した額です。

巨石の運び方と、建設を支えた人々

重い石をどう運んだのかについては、「濡らした砂」と「ソリ」を組み合わせた方法が紹介されています。乾いた砂の上でソリを引くと、石の重さで砂にめりこんでしまいますが、砂に水をまいて適度に湿らせると、砂のつぶ同士がくっついて地面がかたくなり、ソリがすべりやすくなるという説明です。遠くの石切り場で切り出した石は、ナイル川を船で運んでいたという話も出てきます。

働いていた人たちについては、2013年に見つかった「メレルの日誌」が取り上げられています。監督官のメレルが書いた、出勤簿や業務日報のような記録で、作業員の班分けや石を運び入れる道すじ、パンやビール、肉などの食料や報酬の配り方まで、きちんと管理されていたことが分かった、と語られています。ここから、ピラミッドを建てたのは無理やり働かされた奴隷ではなく、報酬を受け取って働く職人たちだった、という見方が示されています。

確認できていること:アムステルダム大学の2014年の研究によると、砂を適度に湿らせると、ソリを引くのに必要な力はおよそ半分になり、ジェフティヘテプの墓の壁画にも、ソリの前の砂に水をまく人が描かれています。ギネス世界記録によると、メレルの日誌は、紅海沿岸のワディ・エル・ジャルフで考古学者ピエール・タレ氏が見つけたもので、作業班の予定や運んだ荷、行き先、物資の記録などが書かれています。

王の墓か、それともほかの目的か

何のために建てられたのかについては、いくつかの説が並べて紹介されています。中心になっているのは、ファラオ(王)を葬り、あの世へ送り出すための墓だったという見方です。古代ギリシャの歴史家ヘロドトスの記録や、中に残る石棺などから、いちばん無理のない説明とされる一方で、王のミイラが一度も見つかっていないことが、決め手に欠ける点だと語られています。盗掘で持ち去られた可能性が高い、という話も出てきます。

ほかにも、ナイル川があふれて農作業ができない夏の時期に、仕事のない農民へ建設の仕事を用意し、パンやビールを報酬として配って暮らしを支えた「公共事業」だったという説にも触れています。影の角度や長さの変わり方から、夏至や冬至、季節の変わり目や時刻を知るための、大きな日時計や暦の役割をしていたという説も挙げられています。

確認できていること:エジプト観光・考古省によると、大ピラミッドには、岩盤を掘ってつくった地下の部屋と、石積みの中の高い位置にある2つの部屋があり、上の「王の間」には、クフ王が納められていたとされる石棺が今も残っています。

星を指すシャフトとオリオン座

部屋から北と南へ伸びる、幅20cmほどの細いシャフトにも目が向けられています。動画では、これらのシャフトが、死と再生の神オシリスの象徴とされるオリオン座や、その妻の女神イシスの象徴とされるシリウスを正確に指していて、ファラオの魂を天の星へ導くための通り道だったと考えられている、と紹介されています。

ギザの3つのピラミッドの並び方そのものが、オリオン座の三つ星の並びと重なるという「オリオン説」も取り上げられています。

確認できていること:Astronomy誌によると、1960年代にヴァージニア・トリンブル氏とアレクサンダー・バダウィ氏が、大ピラミッドのシャフトの一つは当時の北極星のおおよその方向を、もう一つはオリオン座の三つ星の方向を向いていると示しました。Ancient Egypt Online によると、オリオン座の方向とされるのは王の間の南側のシャフトで、女王の間の南側のシャフトはシリウスの方向を向いているとされています。

ピラミッドの中と地下に見つかった空間

この動画では、近年の科学調査で見えてきた、まだ正体の分からない構造にも多くの時間が割かれています。2017年には、宇宙線から生まれるミューオンという素粒子を使い、レントゲンのように内部を透かして見る「ScanPyramids」計画によって、大回廊の真上に、長さ30m以上の大きな空間(ビッグボイド)が見つかったと紹介されています。遺跡を傷つけないよう、穴を開けて中を確かめることはできず、中の様子はまだ分かっていない、とも語られています。

2024年には、日本とエジプトの共同研究チームが地中レーダーなどで調べ、西部墓地の地下に、人工的とみられるL字形の構造と、さらに深いところにある構造を見つけた、という話も出てきます。2025年には、イタリアの研究者たちの解析で、地下約648mの深さまで、8本の巨大な円筒状の空洞が南北2列に並んでいると報告された、と取り上げられています。ピラミッドの4つの面はそれぞれ中央でわずかにくぼんでいて、完全な四角錐ではない「8面体構造」だという話にも触れています。

確認できていること:学術誌「Archaeological Prospection」に2024年に載った東北大学などの論文によると、西部墓地のL字形の構造は地表から深さ2mまでの浅いところにあり、その下の約10m四方の構造は、深さ5〜10mほどにあるとされています。ナショナル ジオグラフィックの2025年4月の記事によると、2025年の地下深くの構造についての発表は、カフラー王のピラミッドを対象にしたもので、その時点では、査読を受けた論文としては発表されていないとされています。

エネルギー装置説と、宇宙人の関与説

ロマンのある説として紹介されているのが、ピラミッドは発電所やエネルギー装置だったという見方です。王の間や女王の間、地下の部屋に、磁場や電磁波のエネルギーが集まる現象が、ロシアのITMO大学などの研究で示されたことや、地下水の流れを使った振動による発電、頂上の金属のキャップストーンから電気を送る、無線の送電のしくみだったという説が挙げられています。発明家ニコラ・テスラが考えたワイヤレス送電の理論と似ている、という点にも触れています。

さらに、地球の外から来た知的な生命体が建設に関わったという説も取り上げられています。大ピラミッドの中心の位置が北緯29.9792458度で、光の速さ(秒速299,792,458m)と数字が一致することや、古代の技術とは思えないほどの精度が、その根拠として語られています。

確認できていること:ITMO大学によると、同大学などの研究者による2018年の論文(Journal of Applied Physics)は、数値計算などによって、波長200〜600mほどの電波と共鳴した時に、大ピラミッドの内部の部屋や底の下に電磁エネルギーが集まりうることを示した理論的な研究です。国際度量衡局(BIPM)によると、真空中の光の速さは秒速299,792,458mと定められていて、1メートルの長さもこの値をもとに決められています。

世界各地に残るピラミッド型の建物

ピラミッドの形をした建物は、エジプトだけにあるわけではない、という話も出てきます。スーダンのヌビアのピラミッド、メキシコのテオティワカンにある太陽のピラミッドと月のピラミッド、チチェン・イッツァ、中国の茂陵など、遠く離れ、文化も時代も異なる地域に、よく似た形の建物が残っていると紹介されています。

それが、石をいちばん安定して高く積み上げるための、建築としての行き着いた形なのか、それとも世界に共通する知識が伝わっていたのかは、大きな謎として残っている、と語られています。

確認できていること:ユネスコによると、スーダンのメロエ島の遺跡は、紀元前8世紀から紀元4世紀まで栄えたクシュ王国の中心地で、ピラミッドや神殿などが残っています。同じくユネスコによると、メキシコのテオティワカンは1〜7世紀に築かれた都市で、太陽のピラミッドと月のピラミッドなどの大きな建造物で知られています。

おわりに

大ピラミッドは、調査が進むほど新しい問いが生まれてくる、ふしぎな建物なのかもしれません。分かっていることと、まだ分からないことの両方に目を向けながら、これからの調査の行方を楽しみに待ちたいところです。

僕のひとりごと

マジでピラミッドって、考えれば考えるほどわけわからん。

だってですよ?

今から約4,500年前ですよ?

まだスマホもない。パソコンもない。重機もない。Google先生もいない。

そんな時代に、あんなデカい石を大量に運んで、あんな巨大な建物を作ってるんですよ!

「いやいや、どうやって作ったん???」ってなる。

しかも、ただデカいだけじゃない。

東西南北にかなり正確に合わせて、石を積み上げて、内部には複雑な空間まで作っている。

現代人の僕なんて、家具を組み立てるだけでも説明書を見ながら、「このネジ……どこに付けるんだ?」って30分くらい悩むのに。

それなのに古代エジプトの人たちは、巨大な石を何百万個も使ってピラミッドを完成させている。

もう、意味が分からん。

もちろん、当時の人たちが長い年月をかけて、測量技術や建築技術、組織力を駆使して作ったという説明は理解できます。

でも……それでも僕の中では、「いや、それにしても凄すぎない?」という気持ちが消えないんですよね。

そして、こういう話を聞いていると、ついつい考えてしまう。

「もしかして……昔、宇宙人が地球に来てたんじゃね?」

いや、もちろん証拠があるわけじゃないです。完全に僕の勝手な妄想です。

でも、宇宙人が古代エジプトに降り立って、「地球人よ、この設計図を使うのだ……」とか言ってたら……。

なんか妙に納得してしまう自分がいる。

実際には、人類が自分たちの知恵と努力で作った可能性が高い。

それでも、まだ分からない部分が残っているからこそ、ピラミッドは面白いんですよね。

「全部分かりました」じゃなくて、「え? ここ何?」「この空間は何?」「なんでこんな精度で作れるの?」っていう謎が残っている。

こういう話、大好きです。

結局、僕の頭では全部理解できない。

でも……「もしかして宇宙人説、ワンチャンあるんじゃね?」と思いながらピラミッドを眺めてしまう。

信じるか信じないかは、あなた次第……。

いや、僕もまだ半信半疑です。

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