アメリカ国防総省が公開を進めている、UFOを含むUAP(未確認異常現象)の資料の中に、日本の近くで撮られた映像が2本含まれています。この記事では、その2本をめぐって語られている見方を話題ごとに紹介しながら、確認できている事実を短く添えていきます。
東シナ海で撮られたフットボール型の物体
1本目は、ラグビーボールのような楕円形に見えるものが映った、とても短い映像です。映像が短いため、どこから来てどこへ向かったのか、どのくらいの大きさで、どれほどの速さで動いていたのかは、この映像だけでは読み取れない、という見方があります。
その一方で、手がかりが少ない映像だからこそ、見る人の想像がふくらみやすい、とも受け止められています。
確認できていること:国防総省の映像配信サイトDVIDSによると、この映像はインド太平洋軍が2024年に赤外線センサーでとらえた9秒間のもので、「フットボール型の本体」から3本の突起が出ているように見えると説明されています。AP通信は、この物体が東シナ海の上空で見つかったと伝えています。
並んだまま動く3つの明暗の部分
2本目の映像には、赤外線の画面の中に3つの明暗の部分が映っています。もし3つが編隊を組むように動いていたのだとすれば、たまたま流れてきたごみや鳥とは考えにくい、という見方があります。
確認できていること:DVIDSによると、この映像はインド太平洋軍が2023年に赤外線センサーでとらえた1分59秒のもので、3つの明暗の部分は、お互いの位置と向きを保っているように見えると説明されています。共同通信は、日本周辺で撮影された映像として伝えています。
「未解決」という扱いをどう受け止めるか
説明のつかない物体ではないかと考える人が重く見ているのは、軍の専門家とセンサーがそろっていても、正体を特定できなかったという点です。ふつうの飛行機やヘリコプターであれば、軍はすぐに見分けられるはずだ、という考え方があります。国防総省があえて「未解決」として公開していること自体に意味がある、と考える人もいます。
一方で、「未解決」は「宇宙人」という意味ではなく、データが足りずに判断できなかっただけかもしれない、という落ち着いた見方もあります。宇宙人の証拠として出されたものではなく、判断を見る人それぞれに任せる形の公開だ、という受け止め方です。
確認できていること:共同通信によると、国防総省は2026年5月8日、1940年代から2020年代のUAPに関する画像や映像、目撃証言など約160点の公開を始めました。これらは「未解決のケース」で、観測された現象の性質について決定的な判断はできないと説明されています。
日本の周辺は目撃が多い地域という見方
正体の分からない物体ではないかと考える人が挙げる点には、日本の周辺は以前からUAPの目撃報告が多い地域だと言われていることもあります。そうした地域の近くで、軍のセンサーが正体の分からないものをとらえていた、という受け止め方につながっています。
確認できていること:AFP通信によると、国防総省でUAPの調査を担う部署AAROの報告は、1996年から2023年の傾向をもとに、西日本から中国にかけての地域を、UAPの目撃が多い「ホットスポット」としています。
赤外線の映像ならではの見え方
赤外線の映像は、熱いエンジンやレンズの特性によって、実際とは違う不思議な形に映ることがある、という見方もあります。不思議に見える映像でも、カメラの仕組みを知っている人から見れば、説明がつく場合がある、という考え方です。
確認できていること:AP通信によると、AAROの元所長ショーン・カークパトリック氏は、同じく公開された、2013年に中東で撮られた8つの角がある星のような形の物体の映像について、「熱いジェットエンジンがカメラの中で回折の模様を作っただけだろう」と述べています。
東シナ海という場所と気球の前例
フットボール型の物体が見つかった東シナ海は、各国の軍用機や無人機、気球が行き交う、緊張の高い海域だという見方があります。そう考えると、宇宙から来たものというより、どこかの国の新しい無人機や観測機器だった可能性も十分ある、と語られています。
ただ、もし無人機や気球だったとしても、アメリカ軍が正体をつかめないものが日本の近くを飛んでいたことになり、それはそれで気になる話だ、という受け止め方もあります。
確認できていること:The Defense Postによると、防衛省は2023年2月、2019年11月、2020年6月、2021年9月に日本の領空で確認された気球型の飛行物体について、中国が飛ばした無人偵察用気球だと強く推定されると発表しました。
おわりに
日本の近くで撮られた2本の映像は、見る人によって、未知の物体にも、気球や無人機にも見えるものなのかもしれません。国防総省が結論を出していない今は、どちらかに決めつけず、これから分かってくることを落ち着いて待ちたいところです。
僕のひとりごと
UFOなのか?気球なのか?アメリカ軍も分からないって、どういうことよ!と思ってしまいました。
で、実際に2本とも映像を見てみたんですよ。結果は……何が何だか分かりませんでした!白黒のぼやけた影が映っているだけで、どこがフットボールなのかも怪しいレベルです。
正直なところ、たった9秒の映像を見せられて「これは間違いなく宇宙人の乗り物です」と言われても、いやいや、ちょっと待ってくれよ、と思います。映像に何かが映っているのは分かるけど、そもそも距離も大きさも分からない。遠くにある物体なのか、近くにある小さな物体なのか、それすらハッキリしないんだから、これだけで宇宙人だと決めるのは、さすがに気が早すぎるでしょ!
僕だってUFOや宇宙人の話は大好きだけど、何でもかんでも「宇宙人だ!」と決めつけるつもりはありません。
でもね、今回の話で僕が一番気になったのは、そこじゃないんです!あのアメリカ軍が、自分たちのセンサーでとらえた物体について「正体が分かりません」として、映像まで公開していること!アメリカ軍でも分からないものがあるんですね。
ただ、個人的には、撮影場所が東シナ海という点も気になります。宇宙人の乗り物という可能性を考える前に、どこかの国の無人機や偵察用の気球という可能性を疑うのが自然じゃないでしょうか。実際、日本の上空でも正体の分からない気球が話題になったことがありますからね。
ところが、ここで気になるのが2本目の映像!3つの明暗の部分が並んで動いているという、なんとも意味深な映像です。気球が3つ並んで飛んでいるだけなのか?それとも、何か別の物体なのか?
ただ、気球や無人機だと説明できる証拠も、宇宙人の乗り物だと断定できる証拠も、今のところ十分ではありません。結局のところ、「分からないものは分からない」ってことなんでしょうね。
でも、そう考えると逆に怖くなりませんか?日本のすぐ近くを、正体の分からない何かが飛んでいたかもしれないんですよ!宇宙人だろうが、偵察用の無人機だろうが、どちらにしても気になる話です。
僕としては、宇宙人の存在が証明されたら面白いけど、もし正体が分かって「なんだ、気球か」とガッカリする自分も想像できます。それでも、もし何年か後に「あの映像の正体は……」なんて発表されたら?そのときは、ぜひ僕が生きているうちにお願いしたいです!
僕の頭の中では、宇宙人説と気球説が、今日もせめぎ合っています。
参考情報
- DVIDS「DOW-UAP-PR46, Unresolved UAP Report, INDOPACOM, 2024」
- DVIDS「DOW-UAP-PR47, Unresolved UAP Report, INDOPACOM, 2023」
- 1News(AP通信)「Pentagon begins release of UFO files packed with unexplained sightings」
- 秋田魁新報(共同通信)「米国防総省、UFO資料公開開始 月面や日本周辺でも目撃?」
- AFPBB News「Japan lawmakers probe UFO security ‘threat’」
- The Defense Post「Japan Says Past Aerial Objects Likely Chinese Spy Balloons」
あわせて読みたい


コメント