YouTubeチャンネル「NMS STUDIO」の動画で、「ラケルタファイル」と呼ばれる記録を手がかりに、地球に古くからすむという爬虫類型の種族「レプティリアン」と、人類の起源をめぐる説が語られています。この記事では、動画で紹介された見方を話題ごとにたどりながら、確認できている事実を短く添えていきます。
「ラケルタ」と名乗る存在へのインタビュー
この動画で話の土台になっているのが、「ラケルタファイル」と呼ばれる記録です。スウェーデンに住む男性が、知人の紹介で、地球に古くからすむ爬虫類型の種族の女性に会い、話を聞いた時の記録だと紹介されています。
その女性は、人間向けに「ラケルタ」という呼び名を使っていたそうです。淡い緑色の肌に茶色の斑点があり、大きな目には縦長の瞳孔と、横にすべるように動く透明な膜(瞬膜)があった、と語られています。人間の前に姿を見せたのは、人類の社会でのふるまいを学ぶ学生として、真実を知らされた人がどんな反応をするのかを確かめるためだった、という話も出てきます。
確認できていること:イギリスの雑誌「The Skeptic」によると、ラケルタファイルは、Ole K.という仮名のスウェーデン人男性が、1999年12月と2000年4月に行ったとされる2回のインタビューを、短くまとめたものです。音声を録音したとされる一方で、その音声や全文の記録は公開されていないとされています。
地下にあるという都市と、人に紛れる技術
レプティリアンがどこで暮らしているのかについては、地球の中が空洞で、中心に太陽があるという「地球空洞説」をしりぞけたうえで、別の見方が示されています。地下2〜8kmほどにある大きな天然の洞窟の中に、高い技術を持つ都市が広がっていて、北極や南極、アジアの内陸、北アメリカ、オーストラリアなどにあるという話です。
レプティリアンは、テレパシーで人の心にはたらきかけたり、ホログラムやアンドロイドの技術を使ったりして人間の姿をまね、政治家や科学者などとして社会の中に溶けこんでいる、と語られています。
動画には、ある神社で緑色に光る男性に出会い、「私どう見えます?」と何度もたずねられたという体験談も登場します。2秒ほどだけ本当の姿を見せられ、それは2mを超える、アメリカ版の映画のゴジラのような姿だったという内容です。かつてはホログラムで姿を変えていたものが、今ではアンドロイドを使って人の社会に現れるようになった、とも話されています。
アイダホ州の発砲事件と、残されたマニフェスト
レプティリアンの話が現実の出来事と重なった例として、2016年にアメリカのアイダホ州で、牧師が銃で撃たれた事件が取り上げられています。動画では、撃ったカイル・オドム氏が残したマニフェスト(声明文)に、自分の人生は火星から来た知的な爬虫類型のヒューマノイドに壊された、と書かれていたと紹介されています。ただ、CBSニュースが伝えたマニフェストの文面では「両生類型のヒューマノイド」とされていて、表記が異なります。
マニフェストには、牧師が人間ではない存在だったという訴えや、アメリカの議員やイスラエルの政治家の名前を挙げたリストも含まれていた、という話が出てきます。動画では、この事件を、レプティリアンの話の生々しさを感じさせる出来事として位置づけています。
確認できていること:CBSニュースによると、元海兵隊員のオドム氏は、アイダホ州コーダレーンの教会の外でティム・レミントン牧師を撃ったあと、ホワイトハウスの柵の向こうに文書などを投げ入れて逮捕されました。Boise State Public Radioによると、オドム氏は2017年に禁錮25年の判決を受けたとされています。
恐竜の時代を終わらせたという異星人の争い
恐竜の絶滅については、よく知られている巨大隕石の衝突とは別の筋書きが語られています。地球の資源をめぐって、プロキオン星系から来た人型の種族と、別の宇宙から来た爬虫類型の種族が争い、その戦いが恐竜の時代を終わらせた、という見方です。
争いの的になったのは、特殊な電磁場や放射線と組み合わせることで強い力場を生み出せるという「銅」だった、という話が出てきます。劣勢になった爬虫類型の種族が、生き物だけを死なせる「融合爆弾」を使ったところ、海水に含まれる重水素と思いがけない核融合反応が起き、およそ200年続く「核の冬」によって大型の恐竜が姿を消した、と紹介されています。地層に残るイリジウムの層や、ユカタン半島のクレーターも、隕石ではなく、この兵器が残したものだという解釈です。
この時代を生きのびた、身長1.5mほどの二足歩行の爬虫類が、長い時間をかけて進化し、高い次元を行き来したり、テレパシーを使ったりできるレプティリアンになった、とも語られています。
確認できていること:学術誌「Science Advances」に2021年に発表された研究によると、白亜紀末の大量絶滅の時期の地層には、世界中でイリジウムが多く含まれていて、これは約6600万年前の天体衝突によるものとされています。同じ研究では、メキシコのユカタン半島にあるチクシュルーブ・クレーターの中からも、イリジウムの濃い層が見つかったと報告されていて、インペリアル・カレッジ・ロンドンは、この衝突が恐竜を絶滅させた原因だったことを裏づける結果だと発表しています。
人類をつくったとされる「エロヒム」と、くり返された文明
人類の始まりについては、およそ150万年前に「エロヒム」という別の異星人の種族が地球にやって来た、という話が出てきます。エロヒムは当時の猿の仲間の遺伝子に手を加え、自分たちのために働く存在として人類をつくった、という見方です。人類の進化が急に進んだように見えることや、いわゆる「ミッシングリンク」も、ここから説明されています。
人の心には、外からのテレパシーや、相手を人間だと思いこませる命令を、抵抗なく受け入れてしまうしくみが、設計の段階から組みこまれている、という点にも触れています。
さらに、今の文明はエロヒムによる「第7世代」の文明で、それより前にも、文明がつくられては壊されてきた、と語られています。約7万5000年前の文明が、今のピラミッドの元になった巨大な三角形の建物を建て、エジプトの人々はあとからそれを直したり、まねたりしただけだという見方や、約1万6000年前の文明がバミューダ近くのアトランティスに都市を築いたという話も出てきます。そのエロヒムは、レプティリアンとの最後の戦いのあと、紀元前2920年ごろに地球から姿を消した、と紹介されています。
確認できていること:ブリタニカ百科事典によると、「エロヒム」はヘブライ語で神を意味する言葉で、旧約聖書では多くの場合、イスラエルの神を指して使われています。ハーバード大学のギザ・プロジェクトによると、ギザの大ピラミッドを建てたのは、古代エジプト第4王朝の王クフとされています。
神話や宗教に残る蛇の姿
爬虫類の姿をした神々の記憶は、世界各地の神話に残っている、という話も出てきます。南北アメリカの彫刻や、インドの「ナーガ」、アジアやアフリカの言い伝えなどが、その例として挙げられています。
旧約聖書の創世記に出てくる「エデンの園の蛇」もレプティリアンを指していて、神々の争いを目にした古代の人々の記憶が、宗教の中で邪悪な存在、悪魔として書きかえられていった、という見方も示されています。
確認できていること:ブリタニカ百科事典によると、ナーガはヒンドゥー教、仏教、ジャイナ教の神話に登場する、半分が人、半分がコブラの姿をした半神的な存在で、地下の王国にすむとされています。
恐竜人類と爬虫類脳、科学の話題との重なり
動画では、科学の世界で語られてきた考えにも触れています。その一つが、古生物学者のデール・ラッセル氏が発表した、もし恐竜が絶滅せずに進化を続けていたら、人のような知的な生き物「ダイノサウロイド(恐竜人類)」になっていたかもしれない、という考えです。これがレプティリアンの進化の話とよく合う、という見方が示されています。博物館に並ぶイグアノドンなどの化石の中に、レプティリアンの骨格がまじっている、という話も出てきます。
もう一つが、脳科学者ポール・マクリーン氏の「三位一体の脳」の考え方に出てくる「爬虫類脳(レプティリアン・ブレイン)」です。人の脳の奥には、生きのびるための本能や、縄張り意識、支配したい気持ち、攻撃性などをつかさどる古い部分があり、怒りや恐れを感じた時に、その部分がむこうみずなふるまいを引き起こす、と語られています。外の世界だけでなく、人の中にもレプティリアン的なものがある、という締めくくりです。
確認できていること:Scientific American のブログ記事によると、ダイノサウロイドは、ラッセル氏が模型製作者のロン・セガン氏とともに1982年に発表した、小型の肉食恐竜をもとにした思考実験です。脳の解説サイト「The Brain from Top to Bottom」によると、マクリーン氏の「三位一体の脳」のモデルは1960年代に示されたもので、その後の研究では一部に疑問が投げかけられているとされています。
おわりに
恐竜の時代から人類の始まり、そして現代の事件まで、動画の話はとても大きな時間の流れの中に広がっていきます。確かめられている事実と、動画で語られる見方とを分けながら、一つの大きな物語として味わってみるのもよさそうです。

僕のひとりごと
今回は、正直「いやいや、さすがにそれはないでしょ」と思いながらも、なぜか最後まで読んでしまう、そんな内容でした。
ラケルタファイルに出てくるレプティリアン、人類は異星人によって作られた説、地下都市、古代文明、恐竜絶滅の裏側……。
もう話のスケールがデカすぎる。
「地球の歴史って、実はこうだったんです」と言われても、僕の頭では「え?ちょっと待って、情報量が多すぎる」となります。
特にレプティリアンが人間に擬態して、現代社会に紛れ込んでいるという話なんて、普通に考えれば「そんなわけあるか!」ですよね。
でも、こういう話って映画や海外ドラマでも昔からよく出てきます。
宇宙人が人間に化けていたり、政府の裏で何かが動いていたり、実は人類そのものが誰かによって作られた存在だったり……。
映画を見ているときは「面白い設定だな~」くらいで見ているのに、こういう話を現実の出来事や古代文明の謎と一緒に並べられると、
「……もしかして、本当に何かあるんじゃないの?」
と思ってしまう自分がいる。
もちろん、今回紹介した内容が事実だと証明されているわけではありません。科学的に確認されている話と、証拠のない説や体験談は、ちゃんと分けて考える必要があります。
それでも、こういう「信じるか信じないかはあなた次第」という話は、想像力を刺激されてめちゃくちゃ面白い。
僕自身も「これは無いだろう?」と思うレベルの話です。
でも……もし本当にレプティリアンが人間社会に紛れ込んでいたら?
そう考え始めると、街ですれ違う人を見ながら、
「……今の人、瞬き変じゃなかった?」
なんて、余計なことまで考えてしまう。
結局、真実なのか、壮大なフィクションなのか。
信じるか信じないかは、あなた次第。
ただ僕は、こういう「ありえないかもしれない話」ほど、ついつい夜中まで調べてしまうタイプです。
参考情報
- YouTube「レプティリアンは地球にいる、人類の起源『ラケルタファイル』とは!?」
- The Skeptic「The Lacerta Files and its reptilian hybrids show the persistence of appealing myths」(2021年)
- CBS News「Manifesto offers insights into suspected shooter of Idaho pastor」
- Boise State Public Radio「Idaho Man Sentenced For Shooting Coeur d’Alene Pastor」(2017年)
- Science Advances「Globally distributed iridium layer preserved within the Chicxulub impact structure」(Goderis ほか、2021年)
- Imperial College London「Space dust found in Chicxulub crater confirms asteroid’s dinosaur-killing role」(2021年)
- ブリタニカ百科事典「Elohim」
- ハーバード大学 Giza Project「Khufu」
- ブリタニカ百科事典「Naga」
- Scientific American「Dinosauroids revisited, revisited」(Darren Naish、2012年)
- The Brain from Top to Bottom「The Triune Brain/Limbic System Model—What To Keep, What To Discard」


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